F1のアブダビのGPが開催されるヤスマリーナサーキットは、近代におけるサーキットデザイナーとして名高いヘルマン・ティルケが設計しました。二コーナーから四コーナーに掛けての高速のS字区間が特徴となっており、長短のストレートを90度の低速コーナーやシケインで繋いだレイアウトは、市街地コースと通常のサーキットが上手に融合している特性を持っています。さらにアブダビのコースで特徴的なのが、90度の左コーナーが連続している18コーナーと19コーナーです。サーキットの中に建てられているホテルの下を通過するという臨場感たっぷりの内容となっています。さらに夕焼けがまぶしい夕方にスタートし、日没を迎えながらレースを開催するというトワイライトレースとなっているのも他にはない見どころです。
F1グランプリの魅力を詳しく紹介します
F1には楽しみ方が二つあります。一つ目は毎回異なる地域やサーキットを走行することです。その地域のよって盛り上がり方が違っており、地域性やコース、人によってさまざまな顔を見せてくれます。アブダビのGPで人気なのは、サーキット内に建てられたホテルの下にサーキットが走っている点です。部屋から真下にレースを臨むことができるのは、他には見られない最大の特徴となっています。このように、一口にF1のGPと言っても一回のレースでさまざまな表情を楽しむことができるのです。二つ目は年々進化するマシンです。マシンの戦闘能力を上げるべく、各チームがこぞってマシンを改良しています。音の変化や見た目などすぐにわかる変化もありますが、走り方の違いなど、走り始めてわかることもあるため目が離せません。
F1を観戦するのに必要なものとは
初めてF1のGPを観戦するという方は、耳栓を持っていくことがおすすめです。また、初めてではなくても音に敏感な方も必要です。レース開始時は全マシンがアクセル全開となるため、ジェット機以上の音が発生すると言われています。また双眼鏡を持っていくと、近づいてくるマシンを観察することができるので便利です。夏の暑い時期に開催する場合は、日焼け対策も万全にしていく必要があります。アブダビでは、夕方のトワイライトレースから夜のナイトレースへと移行するのが特徴となっており、日焼け対策はそれほど必要ではありませんが、サングラスなどがあると便利です。また家族で観戦する場合は、万が一はぐれてしまって迷子になった時を考えて、集合場所を決めておきましょう。特に海外のレースでは、言葉が通じないこともあるため、対策をきちんと取っておく必要があります。